50坪でできるおすすめの土地活用 6選|費用や注意点についても解説
広いようで狭い50坪の土地。そのまま放置していても固定資産税がかかるだけなので、土地活用などで収益を得たいと思う人は少なからずいるでしょう。しかし、土地の広さが50坪しかないと、できることに限りがあります。どのようなことができるのか、50坪の土地でできる土地活用について解説します。
目次
50坪で土地活用をするメリット
まずは、50坪の土地を活用するメリットについて紹介します。
リスクを抑えて活用を始められる
50坪の土地を活用するメリットのひとつは、リスクを抑えて活用を始められることです。土地を活用する際に発生する整地費や測量費などの初期費用は、活用する土地面積の大きさに応じて金額が変動します。
土地活用にかかる初期費用の相場は、次のとおりです。
項目 | 費用相場 |
整地費 | 1坪あたり1,000円から3,000円程度 |
測量費 | 10万円から数百万円程度 |
建築費 | 1坪あたり50万円から100万円程度(建物の構造によって変動する) |
50坪のような比較的小さい土地であれば、初期費用を抑えて活用を始められるでしょう。初期費用を減らすことで、金融機関からの借入金を減らせ、事業継続が困難になった場合の返済リスクを大幅に軽減できます。
活用の選択肢が多い
50坪の土地は平米に換算すると約165㎡、正方形の場合、およそ13m四方の土地です。土地としては十分な広さがあるため、活用の選択肢が多いのもメリットのひとつです。
たとえば、アパートを建てたり駐車場を経営したりするだけでなく、太陽光発電を設置する、事業者に土地を貸し出して地代を得るといった活用も可能です。そのため、自身の予算や求める事業規模に応じて、活用方法を柔軟に決められます。
50坪で土地活用をするデメリット
メリットばかりとは限りません。続いて、50坪で土地活用をするデメリットについて紹介します。
活用方法が限定される場合がある
50坪での土地活用のデメリットとして、活用方法が限定されるというものがあります。たとえば、建物にエレベーターを設置できない、駐車スペースを確保できないなど、配置計画に支障が生じてしまうケースも少なくありません。
また、土地を活用するときは、都市計画法や建築基準法などのさまざまな法規制の影響を受けます。50坪前後の土地活用だと法規制の影響を受けやすいため、どのような土地活用をするかは、専門家と相談しながら決めていくことが大切です。
建築費が割高になりやすい
50坪の土地に建物を建てる場合、建築費が割高になる傾向があります。建築費が割高になってしまう主な理由は、次のとおりです。
- 専有面積を増やすために設計の工夫が必要
- 大型車輌を利用できず作業工程が増えてしまう
- 重機による資材搬入が難しく、人力に頼らざるを得ない
作業効率が悪くなってしまうと、作業工程が増えてしまい、費用が高くなってしまいます。小さい土地で建物の建設を検討する場合は、複数の建設会社から見積もりを取得するなどの対策が必要です。
50坪でおすすめの土地活用の方法
50坪でできる活用には、さまざまなものがあります。そのため、活用方法ごとの初期費用やメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。それぞれの活用方法の特徴について確認しましょう。
アパート経営
50坪の土地活用でまず検討したいのは、「アパート経営」です。アパート経営における土地の広さは、100坪以上が望ましいといわれますが、50坪でも建築することはできます。
アパート経営のメリットは、長期的に安定した家賃収入を得られる点です。また、アパートを建設することで、土地の固定資産税が最大6分の1、都市計画税が最大3分の1まで軽減でき、大きな節税効果も期待できます。
一方で、アパート経営する場合、初期費用が高くなるのがデメリットです。空室期間が長引くと、赤字経営になるリスクもあるため、アパート経営を検討する際はしっかりとした事前調査が必要です。
駐車場経営
駐車場経営も50坪の土地活用で、おすすめの方法のひとつです。
駐車場の1区画辺りの面積は4.5坪程度なので、50坪の土地であれば10区画前後の駐車スペースを確保できます。ただし、土地の形状によっては効率が悪くなるおそれがあるため、必ず専門家と相談しながら区画割を決めていきましょう。
駐車場経営のメリットは、初期費用を抑えられる点です。車を停められるように土地を整備すればよいため、数万~数十万円の初期費用で土地活用を始められます。コインパーキングの場合は設備を導入する必要があるものの、設備の費用は200万~500万円程度です。比較的少額の投資で、土地活用を行うことが可能です。
一方、駐車場1台あたりの収益は数千~数万円程度となります。そのため、アパート経営などと比べると、収益の少なさがデメリットです。
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トランクルーム経営
トランクルームとは、荷物を保管できる収納スペースを貸し出すサービスのことです。50坪の土地であれば、コンテナ型の倉庫5基(20室程度)を設置できます。
トランクルームのメリットは、住宅や駐車場の需要がないエリアでも始められる点です。その一方で、トランクルームの市場規模は拡大途上で、急激に需要が増えることも少ない市場です。そのため、収益を上げるまでに時間がかかる傾向があります。
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貸店舗
土地が幹線道路や商店街などに近い商業エリアにある場合は、貸店舗もおすすめの活用方法です。郊外の大型商業施設なら1,000坪以上の土地が必要ですが、小さな店舗やコンビニであれば50坪でも経営することが可能です。
貸店舗は住宅よりも高い賃料設定ができるため、高い収益性を確保できます。また、建物の内装はテナントが工事することが多いため、初期費用を抑えながら経営を始められます。
一方で、店舗経営は景気やテナントの経営状況に大きく影響を受けるため、空室リスクに注意が必要です。立地や間取りによっても店舗需要は大きく左右されるため、事前の計画は入念に行いましょう。
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太陽光発電用地
土地の広さが50坪あれば、太陽光発電用地として活用することが可能です。所有する土地に太陽光パネルを設置し、発電した電気を電力会社に売却することで収益を得られます。
太陽光発電のメリットは、日当たりの条件さえ揃えば、立地や人通りの多さに関係なく事業を始められる点です。そのため、住宅需要が期待できない農地や山林、田舎にある土地でも活用できます。
一方、太陽光発電では、大きな収益を得ることは難しいかもしれません。また、初期費用が収益に対して割高になる傾向があるため、投資額を回収するまでに時間がかかってしまうのもデメリットといえるでしょう。
コインランドリー経営
コインランドリー経営は、50坪の土地でも始められる土地活用の方法です。経営方法には、「フランチャイズ方式」と「個人経営方式」のふたつがあり、フランチャイズに加盟すれば、経営ノウハウを指導してもらえるため、経験がなくても経営を始められます。
コインランドリー経営のメリットは、ランニングコストを抑えて経営できる点です。原則として利用者がセルフサービスで利用する事業形態のため、人件費がほとんどかかりません。また、イレギュラーとなる支出が少ないため、月々にかかるコストを把握でき、安定して経営を続けられるでしょう。
一方で、コインランドリーは無人経営になるため、盗難被害などが発生してしまうと客離れが深刻化してしまうリスクがあります。そのため、治安の悪いエリアでは、防犯カメラを設置するなどの対策が不可欠です。
土地活用を始めるなら加瀬グループにお任せください!
50坪の土地活用にはアパート経営や駐車場経営などさまざまな選択肢があり、所有する土地ごとにどの方法が適切かを判断する必要があります。もし間違った方法で土地活用をしてしまうと、収益が得られないばかりか大きな負債を抱えるリスクもあります。
土地活用を始めるときは専門家に相談し、所有する土地に適した活用方法を相談しましょう。加瀬グループは土地活用について、長年の蓄積があるため、適切なアドバイスが可能です。失敗のリスクを減らすだけなく、収益の最大化を目指すなら、まず加瀬グループへご相談ください。
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