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トランクルーム投資で失敗するパターンと対策方法を解説

トランクルーム投資で失敗するパターン

トランクルームによる土地活用は、収益性は低いものの初心者向けといわれています。それにもかかわらず、トランクルーム投資で失敗する人は少なくありません。どうしてトランクルーム投資で、失敗してしまうのでしょうか。

トランクルーム投資に失敗してしまうパターンと対策方法を解説しますので、これから土地活用に取り組もうと検討している人はぜひチェックしてください。

 

トランクルーム投資で失敗するパターンと対策

トランクルームには屋内型と屋外型があり、それぞれ失敗するパターンが異なります。トランクルームの投資が失敗するパターンと、その対策法を見ていきましょう。

選んだ土地が適していない

トランクルームには、設置に適した立地やエリアがあります。そのため、適さない土地でトランクルーム経営を始めてしまって、投資に失敗してしまうことが少なくありません。トランクルーム投資を始めるときは、活用する土地が投資に向いているか事前に調査することが大切です。

屋外型トランクルームだと利用者は、家具や家電、レジャー用品などの大きな荷物を保管する傾向があります。そのため、車で搬入出がしやすいか、敷地に入りやすいかが判断の重要なポイントです。

一方、屋内型トランクルームの場合、利用者は何かあれば荷物をすぐ取りに行ける範囲でトランクルームを探す傾向があります。そのため、住宅街やオフィス街などアクセスがよい立地が、投資に適した土地といえるでしょう。

価格設定が実情に合わなかった

価格設定が実情に合っておらず、借主が見つからないまま稼働率が下がることも少なくありません。トランクルームの賃料相場は、屋外型で1,000~1万5,000円、屋内型で3,000~2万円程度が一般的です。

トランクルーム投資に失敗しないためにも、価格設定が周辺相場と比較して適切か事前に確認しておくことが大切です。周辺のトランクルームがいくらで貸し出しているかを確認し、相場に合った価格設定を心がけましょう。

ただし、トランクルームは賃貸住宅と異なり、価格が安いと稼働率が上がるタイプのビジネスではありません。需要がないエリアでは、たとえ価格設定が安くても稼働しないことも考えられます。そのため、トランクルーム投資を検討するときは、価格設定だけでなく、利用者のニーズに合っているかどうかも合わせて確認しましょう。

競合他社が参入してしまう

トランクルームは住宅のように、誰もが必要としているものではありません。そのため、競合他社の参入によって需要と供給のバランスが崩れてしまうと、稼働率が悪くなってしまうことがあります。

競合他社が参入してきたときは、他社のトランクルームの賃料や条件を確認し、必要に応じて経営するトランクルームの条件などを見直しましょう。

盗難被害が発生した

トランクルームは屋内外問わず無人で運営を行う方式が多いため、利用者は24時間いつでも荷物の出し入れができます。無人であるためセキュリティ対策が講じられていないと、荷物が盗まれたり、トランクルームが荒らされたりといったトラブルが発生してしまう場合もあります。盗難被害が発生すると利用者の信頼を損なうため、稼働率に影響が出てしまい、トランクルーム投資に失敗してしまいます。

トランクルームを開業する際は、防犯カメラを設置するなどしてセキュリティ対策を講じ、万が一の場合に備えるようにしましょう。セキュリティ対策は利用者の安心や信頼につながります。費用はかかりますが、トランクルーム投資ではセキュリティ対策を怠らないことが大切です。

計画に無理があり資金不足に陥る

トランクルームを開業する際、無理のある事業計画を立ててしまい、開業してから資金不足に陥って失敗するケースは少なくありません。トランクルームの経営では、初期費用だけでなく固定資産税などのランニングコストが発生することも考慮しましょう。

なお、トランクルーム投資には節税効果がほとんどありません。「相続税対策として土地活用を検討している」「固定資産税を減らしたい」と考えているのであれば、トランクルーム投資ではなく、賃貸住宅経営などほかの土地活用を検討しましょう。

実績が少ない運営会社に依頼していた

トランクルームの運営会社の選定を失敗してしまうと、サービスの品質が落ちてしまって利用者離れに繋がってしまいます。トランクルームの運営管理を委託する場合は、管理方法や提供されるサービスが適切なのか契約締結前に確認しておくことが大切です。

「トランクルーム投資を始めたいが、どの運営会社がよいかわからない」と悩んでいるのであれば、不動産会社などと相談しながら方針を決めていくことをおすすめします。

 

トランクルーム投資のメリット、デメリット

トランクルーム投資のメリット・デメリット

トランクルームも立派な投資ですから、メリットがあれば、デメリットもあります。それぞれを比較して、投資の判断をすることが大切です。トランクルーム投資のメリット、デメリットを見ていきましょう。

トランクルーム投資のメリット

トランクルーム投資の主なメリットは、次の4点です。

  • 初期費用が少ない
  •  多くの土地で活用できる
  •  土地の転用が容易
  •  管理の手間が少ない

トランクルーム経営のメリットは、初期費用が少ないことです。賃貸住宅の場合、数千万円以上の初期費用がかかりますが、トランクルームは300万~500万円程度で土地を活用できます。また、日当たりが悪いなど条件のよくない土地でも活用できます。

トランクルーム投資のデメリット

トランクルーム投資のデメリットとしては、次の2点を挙げられます。

  • 収益性が低い
  • 節税効果が低い

トランクルームの賃料相場は、屋外型で1,000~1万5,000円、屋内型で3,000~2万円程度のため、得られる収益はそれほど多くありません。また、固定資産税や相続税の節税効果が低いため、収益性や節税効果を重視する場合は、ほかの活用方法も合わせて検討しましょう。

 

ほかの土地活用も検討しよう

土地活用の方法を検討

土地活用にはトランクルームだけでなく、さまざまな方法があります。最後にトランクルーム以外の土地活用を紹介します。

賃貸住宅経営

賃貸住宅経営は、所有する土地にアパートやマンションを建設し、賃料を得る土地活用の方法です。賃貸住宅経営では、安定して高い収益を得られるため、駅前や住宅街など利便性のよい土地を持っているのであれば検討してもよいでしょう。

賃貸住宅経営のデメリットは、初期費用が高いことです。規模にもよりますが、数千万円から数億円程度の初期費用が必要で、失敗した場合のリスクが高くなります。

コインランドリー

住宅街などであれば、コインランドリーも有望な土地活用の方法です。コインランドリーは洗濯機や乾燥機を設置すれば始められる土地活用で、狭い土地や変形地でも投資できます。また、無人で経営できるため、手間のかからない活用方法です。

ただし、初期費用がある程度必要なうえに、季節によって利用率が変動するため、売上が不安定というデメリットがあります。

駐車場経営

駐車場経営は駐車場区画を整備して利用者に貸し出す、土地活用の方法です。経営方法には区画単位で貸し出す「月極駐車場」と、時間単位で貸し出す「コインパーキング」のふたつがあります。

駐車場経営の大きなメリットは、建物を建てる土地活用より初期投資が圧倒的に安い点です。土地の整備をすればよいため、数十万円程度から始められます。また、建物を建てないためほかの用途に転用しやすいのもメリットのひとつです。

その一方で、得られる収益が数万~数十万円程度とほかの土地活用よりも少ない傾向があります。投資としては効率の悪い活用方法となってしまうため、収益性を重視する場合はほかの方法を検討しましょう。

 

土地活用を始めるなら加瀬グループへご相談ください

所有している土地を活用したいものの、あまり知識がない、という人は加瀬グループへご相談ください。リスクやデメリットなどの知識がないまま始めてしまうと、思わぬ失敗をしてしまうおそれがあります。

できるだけ失敗しないように進めるのなら、加瀬グループのように土地活用の実績が豊富な会社に相談していただくのがいちばんです。

まずは所有する土地で、どんな活用ができるかどうか考えてみましょう。意外と収益性の高い活用方法があるかもしれません。

 

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加瀬グループ編集部
加瀬グループ編集部
加瀬グループは、1973年 株式会社加瀬運輸の設立からはじまり、50年以上にわたり地域に密着した事業を展開しています。
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