女川町オープニングセレモニー

■ 2011 年 11 月 15 日 火曜日

11 月12 日(土)、宮城県女川町に建設された仮設住宅にて、マーケット完成によるオープニングセレモニーが催されました。当日は見事なまでに澄み渡った青空のもと、大勢の住民ならびに関係者が集まり、セレモニーは賑やかに進められていきました。この度完成したマーケットは、世界的な音楽家としても知られる坂本龍一氏らの資金援助により、加瀬グループ提供のコンテナの上に巨大な天幕が張られ完成したものです。その名も、坂本龍一氏の名前から「Ryu’s Marche(坂本龍一マルシェ)」と付けられております。

女川コンテナ仮設住宅セレモニー

オープニングセレモニーで空高く舞い上がる風船と、「坂本龍一マルシェ」の横断幕を背に来賓挨拶をされる板茂建築士

マーケット内では、8基のコンテナが置かれ、そのコンテナを活用して地元産の農林水産物などが販売されるものとなります。地場産業の振興を進めるとともに、仮設住宅内に生活する住民の皆様への食料品、生活用品の提供の場として活用されることとなります。

マルシェ

8基のコンテナの上に張られた天幕によるマーケットと、広場で実施されたサンマ試食会

現在は、同じくコンテナを活用しての住民用集会場の設置工事が進められております。合わせて紙管によるアトリエ兼図書館の施工も同時進行され、いずれも年内の完成を目指しております。 しかし今回の女川町での仮設住宅の完成は、これをもって完了とするものではありません。加瀬グループとしましては、むしろ‘はじめの一歩’としてこれを認識致しております。日本は正に震災大国であり、いつまた東日本大震災のような巨大な地震やそれに伴う津波被害が発生するともわかりません。今後も危機管理を念頭とした日々の研究・開発を続けていく覚悟を新たに、セレモニー会場を後に致しました。

コンテナ仮設住宅

仮設住宅ならびにマーケット建設に、加瀬グループのコンテナが使われました。